知ってはる?堺筋

「糸車の幻想」に込められた願い

「これはなんだろう?!」
旧本町ビルディング(東洋紡本町ビル)の屋上で巨大レリーフを発見したときの正直な感想です。
調べてみると、建築家・今井兼次氏(1895-1987年)の作品「糸車の幻想」でした。捨てられる運命の陶磁器の破片など小さな素材を使い、モザイクにして組み立て、大阪の「再生~永遠の強さ」への願いが込められたものでした。この想いを引き継ぐため、2017年に大阪商工信用金庫本店として建て替えると同時に、建物西側の敷地内に設けた広場に再現しました。
実物をよーくご覧いただくと、上部「天の川」には、聖書の言葉が隠れています。
「MARIAVIRGINE HOSANNA INEXCELSIS」
(聖母マリア 神の祝福あれ いと高きところに)
どなたにも見ていただけるように常時開放していますので、外階段より2階へ上がり、ぜひ間近でご覧ください。

場所:大阪市中央区本町2-2-8 大阪商工信用金庫本店
堺筋と本町通りの交差点 南西
(大阪商工信用金庫 林)

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